コラム)「人を大切にする」ってどんなことなのだろう…
2022/02/14
イラストレーター:福田 詩歩さん
バレンタインデーをきっかけに、今回は私の思う「大切な人を大切にするとは」についてお話を。
私は、バレンタインデーとは、「日頃大切に思っている人に、その人がそうしたいと望むのであれば、その思いを何かの形で表現しても堂々とした理由がつけやすい日であり、受け取る側も好意を受け取りやすい日」として使えるな~と思っていて、恋愛感情を抱いている相手がいるのであればもちろん絶好の機会ですし、他、上司や同僚、家族に友人など、日頃の感謝を相手にもわかるそれとして表現しやすい日だなと考えています。
(とはいえ特に職場においては人間関係もからみますので、「みんなはどうするのか」の空気を読んだうえで「自分はどうしたいのか?」を上手におりあわせていく必要があります。
空気を読む力、自分を曲げたり抑えるのではなく、上手に織り込んでいける力はいつどんなときにも役に立つようです。トレーニングをご希望の方はいつでもご一報を!(笑))
さて、私は、福田詩歩さんというイラストレーターさんに彼女の都合がついた時にイラストを描いていただいています。
描いていただくにあたり毎回こちらでテーマを用意させていただくのですが、今回は、
2月 → バレンタインデー → とはいえバレンタインデーだけ使える作品ではせっかく彼女に描いてもらうのにもったいない。できれば年中使いたい!
と、こんな私の思考(要望)から、「『あなたは大切な人です』をテーマにお願いします」というゆるふわお願いをいたしました。
ところ、松本さんにとって「大切にするとはどういうことですか?」と、まっすぐなご質問をいただき、その質問に私は以下のように答えました。
「この人は、私にとって大切な人である」ということを実感する一つとして「その人の人生を看取りたい」、「もし私の方が先に逝っちゃうのなら、そのことをその人にちゃんと知ってもらいたい」と思う人、があります。と。
人生にはいろいろなシーンがあります。
人によって表現方法は違ってくるかと思いますが、光り輝く感情に満ち溢れる時期もあれば暗くよどんだ感情に飲み込まれる時期もあり、味方が大勢いるように感じられる時期もあれば、孤独にさいなまれる時期もあります。
悩みなんて何もないと感じられる時期もあれば、次から次へと課題解決に追われる時期もある。
私は、クライアントさんとは、私のような役割の人間を必要としてくださるご縁をいただいたその日から、お相手がそれを許してくださる限りにおいて1日でも長くその方の人生に参加させていただけるものならばと願っております。
もちろん、費用を伴うことですのでこちらから無理は申しません。
ただ、本当に許されるならば、その方の人生が幕を閉じた時、その報せをいただける存在ではありたいな、とは願います。
と、そんな私の気持ちを汲んで福田詩歩さんが描いてくださったのが冒頭にご紹介したイラストです。
ステキな作品だなと思いましたため、一人でも多くの方にご覧いただけたらとこちらにご紹介させていただきました。
福田詩歩さんのご承諾を得たうえで、彼女がこの作品に込めてくださった思いも併せてご紹介させていただきます。
あなたにどう届くのかの可能性は無限ですが、大切な人に好意を示したいと思った時、自分のその気持ちに素直に行動してあげていただけるきっかけにでもなれたら嬉しいなと思います。
以下、福田詩歩さんから届いたイラストへの思いです
「あなたは大切な人です」と表すイラストを描いてみました!
年中使えるかはわかりませんが、すごく黄色って自分的には暖かい色だなと思って、輪郭がボヤッとなるようにして、モワモワ感を出してみました!
一生見守るみたいな意味で下に花の一生を描いてみました。
大切な人を思う感情ってすごく愛に近いなぁと思ったので、人によって愛の形は異なると思いますが、「愛」の花言葉を持つ「黄色のガーベラ」にしました。
「大切な人」と聞いたとき人と人を描くのをイメージしていましたが、ここであえて動物を描くのもいいなという思いから犬を書きました。(私が最近読んだ漫画の影響があるかなと思います)
また、その人の人生を看とりたいという表現を暗くなく、暖かい気持ちで表現したくて、その人との出会い(手に持ってる花)があり、そこから共に人生を歩んでいくというイメージで描きました。
年中使えるようにしたい!と思って描いていたのですが、完成後改めて見てみたら、すんごく春っぽいなって思いました(笑)
特に季節を意識して描いたわけでなかったのですが、松本さんからいただいたスタンプ(*松本からの補足*「松本にとって大切にするとは?」を言葉では表現しきれなかったので、幾つかのスタンプを送ったのでした。)から自分なりに暖かいが伝わったので、参考にさせていただきました。
もっと他の表現ができたんじゃないかと思いながらも、2度と同じ絵は描けないし、今の自分との絵も一期一会だと思っているので、大切にしたいなと思い、松本さんに届けたいと思いました。
大変長文になってしまいました。ここまで読んでくださった方に改めて心からの感謝を。
福田詩歩さんがコメントの最後に書いてくださった「今の自分との絵も一期一会だと思っているので、大切にしたいなと思い」との言葉が私には何より嬉しかったことも添えさせてください。
誰かを大切に思う自分を誰よりも大切に思っているか。
「誰よりも」にもいろいろな解釈ができますが、今回は「選択を迷った時、自分を選んであげられるか」と解釈していただけたらと思う私です。
大切な人がちゃんと自分を大切にしてくれていることをこうして形を伴い受け取れた今日この日をかみしめつつ、誰かに何か少しでも届けば!の思いで共有まで